お盆の真ん中 渋滞に巻き込まれながら 比良山荘へ行ってきました。
若狭の海から京都へ 一塩したサバや甘鯛やカレイを運んだ鯖街道の途中に位置する防村、琵琶湖の北側になります。
京都から大原を抜けて小一時間、祇園から涼を求めて芸子さんと・・・なんて粋な客もおられるようで
今で言うところのオーベルジュ、料理旅館ですが部屋も狭いしテレビも無く もちろんアメニティもありません。
でも質素で何もない それが良いのでしょうね。
アイキャッチの写真はすぐ側の地主神社。早着時の時間つぶしや腹ごなしの散歩にはちょうど良い処です。
地味ですが周りにはけっこう見どころもあって 鯖街道の歴史を辿ることもたのしみです。
長閑な里山の風景に溶け込む比良山荘の佇まいは いつも変わりません。
先付け 胡桃豆腐
八寸 子持ち鮎、湯葉の八幡巻、鹿のラースト、川海老、いたどり等
造り 鯉の洗い「」、琵琶湖鰻の焼き霜
椀物 鮎出汁に川藻
焼き物 鮎
琵琶湖の鮎と蓼酢 小ぶりなので頭からがぶっと
煮物 熊肉とすっぽん（月とすっぽん） 月の輪熊の鍋を「月鍋」と言って冬のお楽しみです。
食事 鮎飯 煮出汁は鮎の干物
上手い具合におこげができています 汁は鯉こくです。
甘味
ごちそうさまでした。
すっかり腹いっぱいになりましたが 食べ後がなんともすっきり気持ち良いのは やはり自然のものは優しいのでしょうね。
四季折々の山野辺料理ですが
春は山菜
夏は鮎
秋は松茸ですが 値はぐんと張るのでさすがにちょっと手が出ません
冬の月鍋は特に有名です ゼラチン質のような脂が絶品だそうです
次回はぜひ冬に行ってみたいです。
坂本 悠
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