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高齢者のための部屋を増築3

2017年04月10日

 

地盤の転圧を入念に行いながら、ここまで高く積みあ上がりました。掘削した底から約1mぐらいでしょうか。硬い地盤ができました。写真は防湿フィルムで包んで周囲に捨コンクリートが打設されている状況です。ここから鉄筋工事が始まります。

配筋ができました。一般的な基礎よりも高めになっていますが、これは増築工事でバリアフリーとするため既存部分に合わせたことと、敷地内に高低差があったため。基礎の見えがかりの高さが80cmと大きくなったため今回は化粧型枠でコンクリート打ち放し仕上としました。ちょっとしたことですが見栄えはするのではないかと思います。

私が設計事務所での仕事を始めたころと思うと住宅の基礎の施工レベルは格段に上がっているように感じます。床付け(平らな床面)がうねっていて鉄筋の被りが取れていなかったり、鉄筋も通りが悪かったり雑な仕事も多く監理のなかで多くの手直しが必要でしたが、最近は、ばっちり仕上げてくる基礎屋さんが多いです。今はそうでないと生き残れない時代なのかもしれません。

 

伊藤 晋一郎

一級建築士設計事務所 株式会社 有理社

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