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障害高齢者のマンションリフォーム  その6     断熱工事

2017年07月07日

断熱工事

 

やっと工事が始まり一か月以上経ちましたが 思ったようには進んでいません

なかなかピリッとスタートしないのが工務店の常

最後は間に合うのでしょうが 工程表と見比べると心配になります。

 

柱と梁はプラスターボードと断熱材が一体のアキレスNDボードの直貼りです。

前面に接着剤を付けて躯体に直接貼り付けるイメージでしたが。

躯体面に凹凸があり直貼りは無理とのことで タイルメントで貼ることになりました

写真のように躯体面とボードに20mmほどの隙間が出来ました

躯体に結露すれば内部結露になります。

少なくとも北面の柱は 隙間に断熱材を現場発泡してもらいます。

 

 

解体時に分かったことですが

最上階なので屋上スラブには断熱材が打ち込まれてありますが

写真で分かりますがあきれたことに それ以外は断熱がありません。

日本有数の設計事務所の設計監理なのですが 

仕様に無かったのか?工事の手抜きか? 全くあり得ないことです。

 

それでも結露していたのは北面のサッシ周りに一か所だったのが・・・不思議です。

 

 

外壁面の断熱です

壁面の断熱は下地の間に幅30cmのフェノヴァボードを挟み込んでいます

木下地と断熱材の厚み45mmを揃えて躯体との隙間を無くします

ボードが入らないサッシ周りは現場発泡でしっかり断熱材を埋めることになります。

 

それからユニットバスが据え付けられました。

 

水回りを元の位置から変えているので排水勾配が取りにくくなりました

全体の床を3cm上げると天井が3cm低くなります

結局洗面、トイレの床を3センチ上げることになりました

3cmならいいかなと・・・  

現場ではいろんなことが起こります 残念ながらいくつか妥協点が出てきますね。

 

坂本 悠

一級建築士設計事務所 株式会社 有理社

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